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Capitol Hill vs Napster

 Napster論争も "ha ha" だった頃が懐かしい。ウェブベースの海賊サイトを隠しに隠し通し、MP3のイメージを改善しようと何かを保ってきた。今やNapster報道は絶え間なく転がり続け、ついにはCapitol Hillまで占領してみせる。
 11日は、皮肉にもNapster後援Limp Bizkitのフリーツアーが開始された。そして、毎日のようにNapsterからダウンロードされ、サイバーたちは論争を続ける。私はこの日をずっと待っていたのかも知れないぜ。

Napster: Cyber Hillへようこそ!

Hank Barry (Napster)
Lars Ulrich (Metallica)
Michael Robertson (MP3.com)
Hilary Rosen (RIAA)
Fred Ehrlich (Sony Music)
Gene Hoffman (EMusic.com)
Roger McGuinn (The Byrds)
Gene Kan (Gnutella)
Jim Griffin (Cherry Lane Digital)



 11日、Napsterをめぐる公聴会がワシントンのCapitol Hillで開かれた。証言するのは右リストのように、これは単なる「Napster vs ミュージシャン」の争いではなく、未来のデジタルミュージックシーンの重要な占いであると考えよう。あなたは歴史的な瞬間を見ていることになる。
 これだけのメンツ揃いは、どのカンファレンスを探しても考えられないが、いつしかCapitol Hillはサイバーの館になっていた。奥底でウネり声が聞こえていたという。「ゥヲツガナドゥ、ナープスタ!ナープスタ...」

 Napsterの新顔となったCEO、Hank Barryは、2000万人のNapsterユーザーが支持するという事実とCDの売上を上昇させているという結果を主張する。「デジタル方式で音楽を聞くということは、音声ファイルをコンピュータにコピーして、MP3フォーマットに圧縮し、そしてインターネットに転送する。Napsterはこのいずれもしない。それで、なぜみんなはNapsterについて大騒ぎしているのか?」
 いえ、大騒ぎどころではない。

 MetallicaのLars UlrichやDr. Dreといったおよそ70のアーティストによる海賊行為を反対する団体「Artists Against Piracy(AAP)」を元に、筆頭のLarsは「Napsterは我々の音楽をハイジャックした」と主張する。
 LarsはようやくNapsterの本質的な物体を覗いてしまったようである。しかし、これはNapsterだけではない。「乗っ取り」と呼ばれるものはいくらでもある。テクノロジーは指先で転がすことができるようになった。あなたはあまりにも切なく、そしてモロすぎる。

 MP3.comのCEO、Michael Robertsonはどうか?MP3.com側はある意味、Napsterと同じ立場にいる。MP3.comがRIAAと踊っていた際、彼もソニーのベータマックス理論やRioの問題を例えてきた。現在、My.MP3.comのサービスで未だ大手レコード会社のCDが再生できない状態にある。「競争の妨げとなっている。」
 妨げ?これはかつて某大手レコード会社が英CERBERUS(現VMS)を多額で買収する計画に、同社のRichy Adar氏も同じことを言った。

 RIAAの女帝、Hilary Rosenが参上。以前では考えられないが、Robertsonの隣にいる。上院議員の共和党、Orrin G. Hatchは女帝の前で、「CDのコピーを作り、それをクルマに入れることができるか?」と聞く。彼は「答えはイエスである。」と小声で言う。
 それを許すはずのない女帝は鋭い口で「それは公正的な使用ではない。」と述べる。本来、人々がコピーしているのを [大目に見る] として考えていようか?

 「適当な値段を付けているCDが高いからいけないんだ。」という消費者の批判に達した時、かつてのソフトコピー論争を思い浮かべる。レコード会社の代表となったSony Music Entertainmentの社長、Fred Ehrlichは「想像してからもわかるように、アーティストと契約し、レコーディングして、製品を促進して売り込んで、そして音楽を売ることはレコード会社にとって異常に高価である。」と述べる。

 「SDMIは既に幽霊」の名言を残すEMusic.comのCEO、Gene Hoffman氏は、ドットコムズで代表する音楽配信サイトだ。しかしながら、1曲99セントのセンセーショナルな販売利益も底をついているかで、会員制有料配信サービスへシフトしてしまうかも知れないでいる。「私は彼らを、アーティストとレコードの会社のためだけではなく、デジタル音楽ファンのためにもなることを信じる。」

 LarsとAAPの共同設立者であるThe ByrdsのRoger McGuinnは、1998年に彼の公式サイトからMP3.comのスタッフにMP3.comのウェブに置くことを勧められた。「MP3.comは、販売の50%を利益に、前代未聞の非独占的なレコード契約を提供した。」

 Gnutellaの主要なメンバー、Gene Kanも現れた。彼はGnutellaを最初に報道したSlahdotの一員でもある。そこでは、Gnutellaを使ってSheryl Crowの曲をダウンロード、そして再生した。これがGnutellaパワーであることを見せつけた。やはり、「魔神」は恐るべしだった。「アーティストとレコード会社は、共にデジタル音楽から利益を得ることができる。」

 Cherry Lane Digitalの創始者、Jim Griffinは「音楽配信がデジタル化されるとアートは決して死ぬことはない。しかしながら、新たなアートを試聴者が発見することができないかもしれない。」と、インターネットの荒波を語る。

Napsterによって音楽配信サービスが変貌

 Napsterのようなファイルを共有するプログラムによって、現在のデジタル音楽配信サービスを大きく変えなければならないかも知れない。これは、決して健康的とは言えないが、リスト化された曲をダウンロードして買ってくれ!というのはもう古いのかも知れない。
 レコード会社を含み、MP3.comでさえも支持したというのが会員制有料配信サービスだ。曲単位で有料化するのではなく、コンテンツごと有料化してしまい、ダウンロードやストリーミングを無制限に許してしまおうというものだ。
 音声ファイル自体に広告音声として埋め込むや専用プレーヤーに広告バナーを埋め込み、アーティストやレーベルのリンクなどを用意させて、楽曲をフリーにしてしまう方法もある。これは、無料サービスが成り立つ唯一の方法だ。

(2000/07/15)