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2003

村上ファンドがフジサンケイグループを襲う?

 フジサンケイグループのフジテレビとニッポン放送が持株会社を設立して再編成――。旧通産省出身の村上世彰が代表を務める投資顧問会社M&Aコンサルティング(村上ファンド)がニッポン放送の第二株主となり、村上は「大きく見劣りするニッポン放送がフジテレビを支配する構図なのはおかしい。」と主張。問題は、ニッポン放送の筆頭株主で、フジサンケイグループ創設一族の鹿内宏明だ。

 フジサンケイグループは、産経新聞、フジテレビ、ニッポン放送、文化放送が中心に創設した複合メディアグループ。当初から産経新聞主導型の財界メディア添加物として鹿内一族に支配されていたが、1992年のクーデターで鹿内宏明をグループ代表から解任。以後、産経新聞はお荷物となったもの、依然としてニッポン放送はフジテレビの株を半数近く握ったままにいる。

 村上ファンドと言えば、イメージモデルに飯島直子を起用したことが原因で倒産したセレブの似合う婦人服ブランド「クレイサス」などで知られた東京ブラウス・・・いや、アパレル大手で長期ワンマン体制な東京スタイルの株主総会で“ガチンコ対決”を撒き散らした米国流の元祖「モノ言う株主」。

 村上ファンドは、ニッポン放送や東京スタイルばかりでなく、角川書店の角川ホールディングスをはじめ、少し前まで「広告を貼っておこづかいを稼ごう!」で知られたサイバーエージェント、中古車販売大手のケーユー、そして光通信傘下となった“アメリカザリガニ”ことクレイフィッシュといった株を買い漁り、資産価値を高める一方で、単なる「乗っ取り屋」との声もある。

(2003/09/15)
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