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2004: 韓国

“韓流”の底から笑いが止まらないイェダン勢力

 大手レコード会社のイェダン・エンタテインメントは、チェ・ジウが出演する「冬のソナタ」をはじめ、「美しき日々」や「天国の階段」のサントラを独占し、「冬ソナ」の制作を手がけたファン・エンタテインメント、ハ・ジウォンやチェ・スジョンが所属するウェルメイド・エンタテインメント、娯楽チャンネル「EtN」、ネットゲーム「Pristontale」などの傘下を抱え、YGエンタテインメントやソテジ・カンパニーにも出資する一大勢力だ。

 今年6月期の四半期決算では、売上高が前年同期比134%増の127億ウォン、当期純益は同209%増の45億ウォンで、いずれも過去最高の記録となった。NHKが「冬ソナ」を地上波で放映したこともあり、今年上半期のサントラ輸出額は136億ウォンに達し、実に前期比6倍にもなっている。通常、アルバムの輸出は10%前後のロイヤリティ方式だが、日本へのサントラは完全な輸出方式で約7割ものマージンを受けているのだ。

 これに異様な反応を示したのが米国の投資会社だ。大株主は、ビョン・ドゥソブ社長と米Standard Pacific Capitalがツバ迫り合いを繰り広げていたが、先月に米Oppenheimer Fundsが筆頭株主となった。今年初めに外国人持分率は1%未満だったが、現在は30%を超えている。株価も、今年初めの3000ウォン台から現地点で7000ウォン台に膨れ上がっている。

 ところが、ドゥソブ社長の実弟ビョン・ジョウンがイェダンの株価を操作し、総額3億4000万ウォン以上の不当利益を得ていた疑いで先月に逮捕された。ジョウンは、ウェルメイドの社長を務め、映画投資額としてドゥソブから110万株を引き受け、複数の口座に振り分けて稼いでいた。昨年は、イェダンが系列の「EtN」に不透明な資金援助が発覚したが、ドゥソブ社長は韓国芸能製作者協会の監査に選出されている。

ペ・ヨンジュンの肖像権を取得

 イェダンは“韓流”の底から笑いが止まらず、日本の企業に法外なギャラを突きつけるペ・ヨンジュンの肖像権を取得し、キャラクター事業に参入した。第一弾は「冬ソナ」のカレンダーを販売し、実に100億ウォンの売上を見込んでいる。さらには、ヒロポン服用で懲役10ヵ月の刑を受けた“イェジンアシ(礼賛嬢様)”と呼ばれるファン・スジョンのカムバックに向け、現在は名誉回復のために福祉活動を展開している。

 また、日本デビューした女性歌手のイ・スヨンが所属するイガ・エンタテインメントと提携し、スヨンの新作「The Color of my life」では日本の輸出を共同で担当。日本の販売元は、天下のソニー・ミュージックエンタテインメントである。一方で、スヨンはイガとのマネジメント契約が来月で切れるが、一部ではY社やS社が水面下で交渉していると報じられ、イニシャルを解釈するとイェダンとサイダスHQだろう。

「冬のソナタ」で荒稼ぎする韓国企業

(2004/11/07)
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