2005
[9.11テロ選挙] 女性“刺客”の厚化粧
郵政民営化法案をめぐり、9.11衆議院選挙の自民党“刺客”騒動は、まるで芸能界のワイドショーづくり。特に、力のある事務所に所属するタレントの強引なプロモーション戦術に似ている。しかも、小泉純一郎首相は選挙の焦点を郵政だけに絞り、年金や消費税などの不利な問題を棚上げにするあたりは、どこぞの芸能プロ社長が都合の悪いスキャンダル事項を封じ込めるような情報操作ぶりである。中でも、刺客第1号となった小池百合子環境相は、PRIDEやプロ野球の始球式に招待されるなど、気分は藤原紀香や長谷川京子。小泉首相とは「結婚でもするのか?」と噂が立つほどで、官邸に料理を届けてゴマをすり寄せているとか。「週刊文春」がそれを突っ込むと、彼女はこう反論してみせた。「それはもう捏造、情報操作です」
キャスターから政界入りした彼女は、非自民党政権となった日本新党で細川護熙元首相にベッタリ。その後、新進党で小沢一郎を「戦後最大の政治家」と言ってみせ、最後は“サメの脳みそ”森喜朗前首相に口説かれて自民党入りした。そのため、永田町で囁かれるあだ名は「権力と寝る女」だとか。
彼女が立候補したのは、法案の青票(反対票)を高々に掲げた小林興起の東京10区に自ら志願。記者会見で解散前から決まっていたと告げ、「首相は誰よりも私を歓迎している」という“メスの欲”を思わせる。おまけ、小林の隣に事務所を立ち上げ、“地上戦”で小林ばかりか民主党の鮫島宗明にも素通りする強かぶり。これぞ「くノ一の術」か?彼女主演のドラマづくりであった。
もっとも、冗談ながら小林の刺客には、「週刊新潮」で密会をスクープされた杉本彩がいいんじゃないかと言われたほど。その小林勃起、失礼・・・チョンガーを貫いてきた小林興起、61歳。この春にスッチー出身の渋谷区議(37)とできちゃった結婚したそうな。
不倫メールが発覚したゆかりタン
小池に匹敵する“大物”は、小泉政権で軍縮大使を務めた上智大教授の猪口邦子。解散当日、小泉首相自ら電話で口説かれ、地球に帰還した野口飛行士を見て出馬を決意。昨年の内閣改造では、外相に任命するのではと噂され、密かに自宅で電話待ちをしていたという。そんな彼女が外相にでもなれば?「田中真紀子外相時代とはまた違う意味で大変そう」(外務省職員)
安倍晋三の弟分として森派の唯一造反者となった城内実の静岡7区に落下傘したのは、元ミス東大にして女性初の財務省主計官となった片山さつき。現夫はマルマン社長の片山龍太郎、前夫は外添要一参院議員だが、城内は東大助教授だった外添の教え子で、外添からすると前妻と教え子の対決。その上、現夫と安倍は幼馴染。いやはや複雑な関係だこと。
民主党王国の愛知4区に挑むのは、“カリスマ主婦”の料理研究家・藤野真紀子。出馬表明で「政治と料理は同じ」との妄言ぶりを吐くが、所詮は政治素人。討論会には出席せず、あるのは食育だけ。セレブといっても、せいぜい井戸端レベルではないか?夫は自民党の藤野公孝参院議員、親戚にNHKの海老沢勝二前会長がいる。
山崎拓推薦のもと、“造反マドンナ”の野田聖子元郵政相の岐阜1区に送り込まれたエコノミストの佐藤ゆかりは、ネットで「ゆかりタン萌え」の人気ぶりだが、地元には“ゆかり”もなく、アキバ系ヲタとは“ゆかり”もないエリート女史。プライベートに触れると「個人情報ですから」と塞がるもの、ドラマのごとくバツイチ。不倫メールが発覚し、萌えタン行事の「ハァハァ」度は一気にヒートアップしたのである。
他にも、東ちづるに出馬の要請があったというが、野田のように夫婦別姓を唱えるなど、自民党とは遠い存在だったのだろうか。かつて日本共産党の集会で「憲法九条を守れ」の呼びかけに賛同したほどでもある。また、「スーパーモーニング」に出演する東洋大助教授の白石真澄は、出馬の要請を断ったと番組で告白している。
ともあれ、彼女たちが小選挙区で落選しても、ほとんどが比例1位の待遇で当選するのは確実。まさに、安全なパラシュート付というわけだ。



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" by Seirin.