Mr.Showbiz

2005

エイベックス松浦新体制とヨーダの逆襲

 昨年のエイベックス“お家騒動”で会長兼社長を辞任した“ヨーダ”こと依田巽が昨年の「紅白」に出場した平原綾香が所属するドリーミュージックの筆頭株主となり、同社の相談役に就任。今年はじめには、エイベックスに“棚上げ”された名誉会長を辞任し、顧問に“棚下げ”となった。これは、エイベックス松浦新体制に宣戦布告するヨーダの逆襲なのか?

 ドリーミュージックは、2001年にコロムビアミュージックエンタテインメントの社員が設立した新興レコード会社。社長の武市智行は、ハリウッド映画「ファイナルファンタジー」がズッコケて失脚した旧スクウェア(現スクウェア・エニックス)の元会長。会長の新田和長は、オフコースやチューリップを手がけた音楽プロデューサーだ。

 一方、エイベックスは創業者の松浦勝人が社長に就任し、エイベックス・グループ・ホールディングスと改めて持ち株会社化。ヨーダの議決権を封じ込めるため、USEN(有線ブロードネットワークス)が筆頭株主となり、そのUSENは映画のギャガ・コミュニケーションズを救済。ブロードバンド接続サービスを展開するUSENがコンテンツのエイベックスとギャガを抱え込むアリアリな構図となったのである。

 USENは、有線放送の独禁法で公正取引委員会(公取委)からメスが入っていたが、エイベックスら大手レコード会社も「着うた」の独禁法で締め出されていた。少なくとも、日本レコード協会 (RIAJ) の会長は空白だった。ヨーダが辞任した直後だったからである。ちなみに、公取委はヨーダが推進していた輸入CD販売禁止には反対の姿勢だった。

ヘッジファンドの存在

 バーニングの“後ろ盾”で安泰なエイベックスだが、何やら財界とつながり深いヘッジファンドと呼ばれる集団が存在するようで、一説には米国の某経営コンサルティング企業がバックについているという。レコード業界の間ではタブーとなっているが、これらの集団がシナリオありきの“お家騒動”を仕掛けたとも言われる。ちょうど、世間をアットいう間にアテネ五輪へと切り替えれる絶好のチャンスである。

 彼らは、浜崎あゆみの結婚・引退潰しはさておき、既に“処理”されたはずのアクシヴ千葉龍平社長の利益相反疑惑を蒸し返した。同時に、松浦が会社の金を流用した疑惑も浮上させ、マスコミは不思議な“活字”追求を展開した。「FLASH」は、松浦の総額40億円とも言われる田園調布の豪邸を掲載したが、“案の定”のバーター写真。松浦サイドの圧力には屈しなかったもの、バーニングからのストップ命令に従ったのだ。

 年が明け、エイベックスは苦しい復帰をとげた鈴木亜美とレコード契約を果たした。元旦の大手新聞には、彼女を着メロの全面広告に起用するなど、ポスト浜崎の急先鋒ぶりを見せつけた。それは、亜美がインディーズデビューした「手作り音楽」の精神はどこへ消えたのか?まるで、「鈴木あみ」時代のマスコミをゴミと見るような“天狗アイドル”に戻ったかのようである。

 亜美は、バーニングに芸能界を干され、四方八方から再デビューする計画も封鎖されたはず。彼女には大物のタニマチが存在したとの噂だが、既にバーニングとは和解しているのか?昨年10月、松浦は亜美が出演する日大学園祭に駆けつけているが、これがバーニングへの“ご挨拶”だったという見方もある。一部では、浜崎が「レコード大賞」を辞退したミカワリ説も。

エイベックス糞騒動のヨーダ下ろし
鈴木亜美、引退危機から3年ぶりに復帰

(2005/02/11)
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