2005
韓国の芸能人Xファイル流出で騒然
韓国で「芸能人Xファイル」なるものがネットで流出したようで、「韓国建国以来、芸能史上最大の事件」というほど大騒ぎだ。これは、第一企画(チェイル・コミュニケーションズ)が芸能人の評価を東西(ドンソ)リサーチに依頼して作成されたもの。芸能リポーターらのインタビューも含まれた極秘ファイルだけに、朝鮮日報は「人格テロ」と呼んで批判している。リストにあがったのは、ペ・ヨンジュンやチェ・ジウ、イ・ビョンホン、ウォン・ビン、チャン・ドンゴン、チョン・ジヒョン、クォン・サンウ、BoAなど99人の人気タレントに加え、新人やモデルを含む総勢125人。ファイルには、「魅力」や「才能」、「長所」、「短所」、「噂」などの項目が記載され、「パワーポイント」で113ページに及ぶ文書となっている。
中でも波紋を呼んだのが「噂」の項目。ペ・ヨンジュンは「暴力を振るわれたマネジャーは30人を超える」やチェ・ジウは「性行為の最中に相手が腹上死した」、イ・ビョンホンは「変態的な性関係を恋人に要求したため破局した」、BoAは「14歳から事務所社長の愛人」といった内容。「ホストバーに3ヵ月」などと書かれたクォン・サンウは、インターネット新聞「ノーカットニュース」で怒りをブチまけるほどだ。
これに対し、複数の芸能人が第一企画と東西リサーチを名誉毀損で提訴。チェ・ジウやチョン・ジヒョンが所属するiHQ(旧サイダスHQ)は、「Xファイル」を「虚偽文書」と呼び、「最後まで法的措置をとる」との強い姿勢だ。さらに、第一企画が企画・製作するCMをボイコットする動きを見せている。
韓国の電通
第一企画は、三星(サムスン)系列の大手広告代理店。2003年度の広告取扱高は1兆1590億ウォンでシェア率17%の韓国最大。昨年11月、広告クライアントの大口だった三星電子が新たなグローバル広告パートナーにメガエージェンシーの英WPPグループと契約するなど、昨年第4半期の純利益は大幅に下回る見込み。日本では博報堂と提携し、1999年に合弁会社「博報堂チェイル」を設立。
日本で言えば、メディア界に絶大な影響力を誇る電通的な存在で、今回の事件では各メディアに言論統制を行っていた。最初に報じたとされる国民日報のインターネット新聞「クッキーニュース」は第一企画から圧力を受け、「国民日報」のインターネット版はこれを引用したもの、ペーパー版では削除している。
広告業界の関係者によると、スキャンダル記事で部数を上げてきたスポーツ紙が「普段とは異なり、今回の事件で慎重な報道をしているのは、自粛の意味もあろうが、第一企画との利害関係に対する配慮だ」という。前出の「ノーカットニュース」はこう言う。「大韓民国で第一企画に対立するメディアは存在するか?」



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" by Seirin.