2006
[格闘技界の闇] PRIDE放映中止で仁義なき抗争へ
先月、フジテレビがPRIDEの放映中止を発表し、格闘技界に火花が散っている。PRIDEのエースだった桜庭和志がK-1主催の総合格闘技「HERO'S」に移籍する一方、K-1のボブ・サップが契約解除する事態に。さらに、猪木祭なるイベント「INOKI GENOME」の決勝戦を大晦日にブツけるなど、再び仁義なき抗争となりそうな予感である。PRIDEの放映中止は、フジの日枝久会長らによるトップダウンで決定し、PRIDEの番組を仕切っていた清原邦夫チーフプロデューサーですら知らされなかった。それも、PRIDEの道場開きが行われた数時間後のこと。前日は「PRIDE武士道」のイベントが行われ、放映も決まっていたのである。
それというのも、暴力団との関係を追及した「週刊現代」の記事にあり、中止が事前に漏れれば暴力団が強硬手段となり、死者が出る可能性もあったというのだ。そう、PRIDEを運営するDSE(ドリームステージエンターテインメント)の森下直人前社長が亡くなったように。DSEの榊原信行社長は「週刊現代」の記事を否定。一部では、K-1によるPRIDE潰しの陰謀説もあるとか。
TBSは大晦日に「レコード大賞」を追い出し、亀田興毅の世界王座決定戦とK-1の2本立てを計画。しかし、ボクシング界が煙たく思うK-1とブッキングすることは可能か?むしろ亀田と組めるのはDSE主催の「ハッスル」で、スポンサーがパチンコメーカー「京楽」という共通点がある。そうなるとフジが再び息を吹き返すだろう。そこに猪木祭が割って入るとどうなるかである。
暴力団の腐れ縁
そこで、「イノキボンバエ2003」を主催した川又誠也が「週刊現代」で告発した暴力団を解き明かそう。PRIDEの“経営母体”で一心同体と言われた山口組系幹部X組は山健組の太田興業。現在は太田守正組長が六代目山口組の若中に昇格し、直参の「太田会」に改称。同じく、川又を脅した容疑で逮捕されたP組とは後藤組の良知組。良知政志組長は後藤組若頭で、後藤忠政組長につぐ後藤組No.2である。
先々月は後藤組長が逮捕され、PRIDEばかりかライブドア事件の本丸は「後藤組壊滅作戦」とさえ思えてくる。また、山健組出身の渡辺芳則五代目が引退に追い込まれ、山口組で優位となるのは司忍六代目の出身である弘道会ということになる。「これは警察と弘道会の間をつなぐ組織が存在するからだ」(関東のフロント企業社長)
そして、PRIDEの実質的オーナーとされる企業舎弟I氏は、PRIDE初期の母体「KRS(格闘技レボリューション・スピリッツ)」の会長だった石坂徳州。本名は「金徳州」という在日で、現在は韓国に逃亡中。夫人の姉が広域暴力団組長の未亡人という後ろ盾が存在し、Gacktが所属する芸能事務所「ミュージアム・ミュージアム」のオーナーも務める。Gacktは「週刊現代」でPRIDEの要人と報じられ、関係をもった女性には「性の生け贄」とも告発された。
いずれにせよ、暴力団の占める割合が許容範囲を超えてしまったというのか?ライブドアがダイナシティやジャックスホールディングスなど、暴力団のフロント企業とされる「S案件」の買収を露骨に発表したように、闇社会が表に流出し始めたというわけである。元「実話時代ブル」編集長の鈴木智彦は、「週刊現代」が格闘技界と暴力団の腐れ縁を言うなら「グラビアに登場するタレントも使うことが難しくなる」という。






" by Seirin.