2006
ライブドア堀江被告の隠し資産はどこへ?
ライブドアグループの証券取引法違反事件で起訴された堀江貴文被告だが、依然として容疑を否認しており、不正の証拠メールを突きつけられても「それが偽造かもしれないでしょ」と言ってみたり、弁護士には「検事に勝った」と自慢げに話したという。現在、東京拘置所で暮らす堀江の横には、右に桶川ストーカー事件の小松武史、左に元オウム真理教の横山真人が収監されているとか。同じく起訴された宮内亮治被告ら3人は“完オチ”した様子だが、宮内は六本木ヒルズ族のクスリパーティ疑惑に問われてオチたという。これは、ライブドア傘下となったダイナシティの中山諭前社長がクスリ容疑で逮捕され、そのルートをめぐって浮上した警視庁の案件だったらしい。もっとも、初公判後の保釈を狙っての“賢い選択”ではある。
一方、堀江を弁護するのは、リクルート事件で主任検事を務めた高井康行弁護士。元最高検公安部長の熊崎勝彦や芸能御用の矢田次男らがいるヤメ検弁護団「のぞみ総合法律事務所」の中心的人物とされ、宮内を弁護する新穂均もこの事務所に所属する。意外な経歴としては、創価学会のエリート検事だったということだ。
堀江は、昨年の総選挙で「比例は公明党」と言ってのけ、学会に選挙応援を受けている。ライブドアの元役員が社員名簿を公明党に差し出したと週刊誌で暴露しており、堀江は“学会の町”信濃町へ密かに忍び込んでもいる。
害虫駆除大手「キャッツ」事件でも、株価操作や粉飾決算で大友裕隆元社長らが逮捕され、その中心的役割を担った国際投資コンサルタントの開発徹を弁護しているのが学会の副会長にして顧問弁護士の福島啓充だ。
スイス系の金融機関
堀江の側近だったエイチ・エス証券(以下、HS証券)の野口英昭副社長が亡くなった沖縄には、ビジネス上でいくつか接点があった。那覇市にあるデータセンターの運営会社がヘラクレス上場する時、主幹事を務めたのがHS証券だったこと。その会社はリキッドオーディオらが設立している。また、税制面で優遇される名護市の金融特区にユナイテッドワールド証券(以下、UW証券)の増資をHS証券が引き受け、その責任者が野口だったということ。
UW証券は、香港を拠点とした日本支店。香港と言えば、堀江の隠し資産が眠っていると噂され、「週刊文春」は野口が出資した香港のパシフィック・スマート・インベストメント(PSI)にたどり着いたが、全くのペーパーカンパニーだった。「PSIは堀江氏の海外の隠し口座に資金を流す経路の一つとして使われていたんです」(東京地検関係者)
隠し口座の一つとしてクレディ・スイス香港支店があがり、既に投資事業組で得た90億円の大半をライブドアに還流させており、証券取引等監視委員会は同銀行の日本法人を調査している。スイス系の金融機関は、守秘が徹底されており、タックスヘイブン(租税回避地)でマネーロンダリング(資金洗浄)に使われることが多い。
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