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2008

香港芸能界『艶照門』騒動は必殺の“炒作”か?

 香港で芸能人のわいせつ画像が流出して大騒ぎとなっており、人気アイドル「TWINS」の“阿嬌”こと鐘欣桐(ジリアン・チョン)や有名女優の張柏芝(セシリア・チャン)など、無修正のままネットで出回っているというからたいへんだ。一部にはアイコラや本人に似た別人と報じるメディアもある。

 事の始まりは、イケメン俳優で知られる陳冠希(エディソン・チャン)のパソコンからだった。彼が女性との性行為を行った“ハメ撮り”画像が流出し、巨大掲示板「香港討論區」の“成人討論”で公開されてしまった。それを広めた“不法分子”が逮捕されたもの、“奇拿”(漫画「デスノート」のキラを意味する)と呼ばれる主犯格が存在し、一説には日本に潜伏中とも言われる。

 他にも、“カルティエの恋人”と言われた元歌手の陳文媛(ボボ・チャン)、混血モデルの顔穎思(レイチェル・ガン)、元ミス中華の陳育嬬(マンデイ・チャン)、元歌手の陳思慧(キャンディス・チャン)、そして現在交際する楊永晴(ヴィンシー・ヤン)も出回り、映画「ラッシュアワー2」などに出演したマギーQが“8人目”に浮上。次の被害者は映画「イニシャルD」で共演した鈴木杏ではないかとも。

 鐘欣桐の感じる姿や張柏芝は警官コスプレの淫らな姿。陳文媛はあの藤本綾のようなカメラ目線でフェラ顔を曝すなど、その衝撃度はあまりにも大きい。鐘欣桐は自殺説まで飛び回り、張柏芝は夫の謝霆鋒(ニコラス・ツェー)と別居したとも報じられた。陳文媛は婚約破棄、陳思慧は結婚延期・・・。

 マスコミはさらなる被害者を予測し、陳冠希の豊富な女性遍歴を追跡。蔡依林(ジョリン・ツァイ)や蕭亜軒(エルヴァ・シャオ)、周麗淇(ニキ・チャウ)、李彩華(レイン・リー)、[登β]麗欣(ステフィ・タン)、黄婉君(ロザンヌ・ウォン)、梁雨恩(キャシー・リョン)など。さすが「好きなスポーツはセックス」と語った“陳々男”だけのことはある。

 今回の事件を“艶照門”と呼び、陳冠希が出演した映画「インファナル・アフェア」の原題名「無間道」を“淫間道”と皮肉って煽り立てている。ポルノ的には“インアナル・アフェラ”か?しかし、この事件を単なる“不法分子”による悪戯ではなさそうだ。背後には黒社会の存在がチラつき、仕掛人とも言える“黒幕”がいるはずだ。

三位一体の“炒作”

 渦中の陳冠希は、事件発生後に米国へ逃亡。既に鐘欣桐が「無邪気で馬鹿だった」と認めるような会見をしており、陳冠希も近日中に帰国して記者会見を行う予定。そこで浮上するのが陳冠希の現事務所「紅館経理人」と前事務所で鐘欣桐が所属する「英皇娯楽集団」の存在だ。

 紅館には、歌手の何韻詩(デニス・ホー)や楊千[女華](ミリアム・ヨン)、台湾女優の舒淇(スー・チー)、中国モデルの杜鵑(ドゥ・ジュアン)なども所属する大手。あの浜崎あゆみの紅館“口パク”公演をプロモートした「東亜娯楽」や劉徳華(アンディ・ラウ)と2億香港ドル(約27億6000万円)で契約した大手レコード会社「東亜唱片」と同じグループである。

 「インファナル・アフェア」や「イニシャルD」を製作した大手映画会社「寰亜集団」も同じ系列で、そのオーナーが麗新集団の林建岳(ピーター・ラム)主席だ。陳冠希がCEOのメディア会社「Clot Media Division」にも投資し、陳冠希を“ピータージェット”で逃亡させたキーパーソン。やっと検証され始めた昨年のスピード違反と関係ありか?

 一方、鐘欣桐に謝霆鋒も所属する英皇の楊受成(アルバート・ヤン)主席は、陳冠希の父・陳沢民と懇意の仲で、陳冠希を芸能デビューさせたヤリ手。陳冠希の現恋人・楊永晴が姪にあたり、全裸画像の流出で大激怒したとも報じられた。陳冠希の父が多額の借金を抱え、債権者に画像が渡って報復させられた説もあり、楊受成が主犯格と700万香港ドルで“手打ち”したという未確認情報もある。

 張柏芝をプロモートしていた「中国星集団」の向華強(チャールズ・ヒョン)主席はどうか?香港マフィア「新義安」の実質ボスと言われ、警察は楊受成と義兄弟の関係と見ている。それが張柏芝と謝霆鋒の結婚で関係が悪化し、張柏芝をマネジメントしていた向華強の妻・陳嵐が張柏芝を解雇してしまった。これは、英皇と中国星の対立から生まれたのではないか?

 いや、彼らの対立で生まれた中傷合戦ではなく、三位一体の“炒作”ではないか?毒餃子事件でも話題となった“炒作”とは、「派手な宣伝」の意。ネットの間で“予測の神”と崇められる宋祖徳はブログで「これは完全に英皇の“炒作”。ただ失敗するだけ」と書き込み、既に楊受成と主犯格が金銭面でコジれ、それが楊永晴の“予想外”とも言える流出となったという。

 宋祖徳は一昨年に鐘欣桐の盗撮事件でも“炒作”と論じ、後に英皇の元幹部がTwinsの人気低迷で自ら仕掛けた“炒作”と暴露している。4月にはTwinsの紅館公演を控えており、これほどの話題があっただろうかの勢いである。「羊水が腐る」と失言した倖田來未も4月から公演を予定どおり行うはずだ。今や人気の秘訣はアンチなファンづくりである。

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(2008/02/17)
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